※食いしばる時に使う筋肉を「咬筋」と呼び、硬い食べ物をかみ砕くときに働きます。
コロナ禍よりスマホやPC作業で
下を向く姿勢が増えた。
歯ぎしりや食いしばりをするようになる。
マウスピース療法や・筋マッサージ療法では解決できなくなる。
コロナ渦よりスマホやPCの長時間作業が増え、下を向く姿勢が増えた事により咬筋の強い緊張による歯ぎしり・食いしばりの患者様が増えてきました。
強い歯ぎしり・食いしばりは、歯の破折、詰め物や被せ物や入れ歯の破損、歯周病・虫歯・知覚過敏の進行、顎関節症、頭痛・肩こり・老け顔(顔の筋肉肥大・法令線)など様々な問題を引き起こします。
当院は今まで、マウスピース療法・筋マッサージ療法等を行ってきましたが、それだけでは解決できずに、新たな治療法が必要と感じていました。
咬筋ボトックス注射は、歴史も長く、美容医療で実績も多く、副作用が少なく安全性が高いものであると明確であり、さらに院長はじめ当院スタッフも使用し、効果を認めた事より採用する事にしました。
「極力歯を削らない。歯の寿命を延ばす」といった当院の医院理念にも合致します。
ボツリヌス菌が生成する毒素である「ボツリヌストキシン」を注入して筋肉の働きを緩和する治療法です。以前より眼瞼・顔面痙攣の治療、美容外科ではシワ取りやエラの縮小などで行われており安全性が確立されています。
歯科の分野では、噛む力に関係する咬筋の緊張や働きを和らげる事によって、歯ぎしりや食いしばり、顎関節症などの様々な症状の緩和・改善が期待できます。
使用薬剤はボツリヌス菌から抽出されるたんぱく質の一種であり、ボツリヌス菌そのものを注射するわけではないので、ボツリヌス菌に感染する危険性はありません。
歯科医院における咬筋ボトックス注射は、外見だけにフォーカスする美容診療とは異なり、「医療」としての治療となります。当院では治療前に咬筋の筋圧を測ります。
ボツリヌストキシン製剤で一般的に知られているのが、米国アラガン社のボツリヌストキシン製剤です。ゆりの木歯科医院では、「Hugel社のボツラックス」を使用しています。
KFDA(韓国食品医薬品安全庁)に薬事承認された効果と安全性の高い製剤です。製品純度が高いアラガン社のボトックスビスタ®とのジェネリック薬品(後発薬品)となっており、効果や持続期間も同等です。
※アラガン社のボトックスビスタ®のご用意もあります
施術時間が15〜30分と短い
施術内容が咬筋に注射をするだけですので、施術時間が15〜30分と短いです。治療に時間を必要としないため、仕事、家事や育児で忙しい方にも最適です。
施術時の痛みが少ない
針を刺した時に少し痛みを感じる程度ですので、大きな痛みを伴う事はありません。
施術後の
大きな腫れや痛みが少ない
施術後は、顔が大きく腫れたり、長時間痛みが続いたりする事は殆どありません。注射した箇所の内出血が起こる可能性がありますが、施術当日でも針を差した箇所以外はメイクする事もできます。
効果を実感するには
時間がかかる
治療後すぐに歯ぎしりや食いしばりが改善されるのではありません。効果を感じるには3〜4日後から少しづつ緩和され、約2週間で症状が安定します。
効果は3~6ヶ月程度
一度の施術で効果が続くのは3〜6ヶ月が目安で、徐々に薄れてゆきます。回数を重ねると持続期間が長くなる傾向がありますので、定期的に治療を受ける事をお勧めします。
固いものが一時的に
噛みづらくなる
咬筋の働きを柔らげるため、治療後は一時的に固いものが噛みづらくなる場合があります。他の筋肉を使って噛むためですが、徐々に慣れていくと普段通りに食事ができ、過度な心配は不要です。
「ホルター筋電計付刺激装置 MyOnyx」と「TRIODE 電極 3402M」を使用して咬筋の強さを測定します。検査をする事で、咬筋の状態を把握し、より効果的な予防や治療を行う事ができます。
所要時間:10分
費用:保険内
かみ癖があるので意識して直しましょう。
放置していると、強い方の歯が破損する可能性があります。
補綴物の噛み合わせに問題がないか診査する必要もあります。
マウスピース治療や筋マッサージ療法、咬筋ボトックス注射でのフォローが推奨されます。
放置すると、顎関節症や歯ぎしり・食いしばりを起こし、歯の破折、詰め物や被せ物や入れ歯の破損、歯周病・虫歯・知覚過敏の進行、顎関節症、頭痛・肩こり・老け顔(顔の筋肉肥大・法令線)などの問題を引き起こす可能性があります。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
9:00~12:30 | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | - |
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14:00~17:30 | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | - |